お金との向き合い方〜お金の不安や心配を手放す方法〜

コラム

会員の方から質問をいただきましたので、丁寧にお答えしていきます。


質問内容
「最近、病院や役所でも電子マネーが使えるようになり、現金を目にする機会が減ってきました。それが不安です。

また、電子マネーでの支払いにポイントが付くことで、逆にお金の価値が下がっているように感じます。

インフレも進む中、現金を持っていても意味がないように思う一方、資産を持っていても買い手がいなければ価値がないように感じます。

今、どうすればよいのか分からず、もやもやしています。この不安を解消する方法を教えてください。」


「お金の目減り」が不安になるのは自然な感覚

まず、現金を使う機会が減ったことに不安を感じるのは、ごく自然なことです。

これまでは、手に取って実際に支払うことで「お金の存在」を実感できていましたが、電子マネーやキャッシュレス決済の普及によってその感覚が希薄になっています。

こうした変化により、「お金」という実体のないものに対して漠然とした不安を感じる方が増えています。

ポイント還元も一見お得なようで、逆に「お金の価値が軽くなった」と感じさせてしまう原因になることもあります。


インフレは避けられないが対処は可能

インフレが進むと、お金の価値は年々目減りします。

例えば、1本100円のペットボトルの水が、将来的に150円、300円と値上がりするかもしれません。これは日本銀行が目標としている年2%のインフレ率に基づく、50年後にお金の価値が半分になるという現象です。

しかし、お金そのものは「交換の道具」です。

私たちが本当に求めているのは、交換の結果として得られる商品やサービスであって、お金そのものではありません。

したがって、お金が減ることに対する不安は、使い方次第で解消できます。


資産とはキャッシュフローを生むもの

質問の中で「資産を持っていても買い手がいなければ意味がない」との懸念がありましたが、ここで大切なのはキャッシュフローを生む資産を持つことです。

不動産、株式、ビジネスなど、所有することで安定した収入を生むものは、需要があり続けます。

良い資産は買い手が必ず見つかります。

たとえば、年間1,000万円の家賃収入を生む物件は、都心であれば1〜2億円で売りに出せば多くの人が買いたいと思うでしょう。

それだけ安定的なキャッシュフローを生む資産は、誰もが欲しがるものです。

私自身も、資産を少しずつ積み上げ、こうしたキャッシュフローを増やしていくことは日々行なっています。


不労所得とインフレ対策の重要性

仮に、月100万円の不労所得を得られるようになったとしましょう。

それでも、50年後にはインフレで100万円の価値が今の50万円相当になっている可能性があります。

ここで大切なのは、その状態であなたは幸せか不幸か?ということです。

もし、好きなものを買えない不自由さに苦しむと思うならキャッシュフローを増やせば良いだけの話です。

既存の資産に再投資することで、キャッシュフローは増やせます。

それも、0から立ち上げるよりもはるかにラクに。

収入が増えれば生活の自由度も広がり、インフレによる影響を大幅に和らげられるでしょう。


コストを抑えた暮らしで心の余裕を持つ

反対に、物価の上昇に伴う不安を解消するためには、生活コストを見直すのも良いです。

禅的な生き方に近づくという表現が良いかもしれません。

たとえば、田舎に住むと家賃が大幅に安くます。

都心で9万円の家賃が2万円以下になることもあります。

食費も安く、人々との温かな交流が心のゆとりを生むこともあります。

こうしたライフスタイルの転換も、一つの方法です。


お金は道具。上手に使いこなそう

お金はあくまで「交換の道具」であり、お金そのものが目的ではありません。

例えば時計を新品で買うよりも、ほぼ新品の中古を購入した方が満足感が得られます。

お金の使い方次第です。

人生を豊かにするために、お金を目的にするのではなく、使い方に重点をおきましょう。

このような思考になれば人生は大きく変わるでしょう。

時には、お金を介さずにサービスを交換する「物々交換」もありですよ。

これによって、お金が持つ制約から解放され、新しい価値を見出せることもあります。

実際、私自身もお互いのサービスを金銭のやりとりなく提供しあったことがあります。

とても貴重な経験でした。


まとめ:キャッシュフローを育てて豊かさを手に入れる

今回の質問で感じられる「漠然とした不安」は、お金という目に見えないものへの依存から来ている部分もあるかもしれません。

しかし、重要なのは、キャッシュフローを生む資産を持ち、定期的に収入が入る仕組みを構築することです。

お金の価値が減ることを恐れるよりも、その先にある本当の人生に焦点をあてていきましょう。

良い資産は必ず需要があります。誰かが欲しがります。安心してください。

また、人生の豊かさは、そもそも「お金そのもの」ではなく、交換の先にある価値や体験にあります。

覚えておいて欲しいことは、お金を使わなくても価値や体験は得られるということです。

ぜひ、キャッシュフローを増やしながら、ご自身にとっての豊かさを追求してください。

お金の奴隷にならないでくださいね。

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