とある不動産投資で大成功している人の話を聞いた。
「ゾーンに入ると不動産物件が降ってくる」
どういうこと?
実は、このように語っている人は他にもいる。
例えば、弓と禅(オイゲン・ヘリゲル著)。
このようなことが書かれている。
なかなか弓道を習得できないドイツ人の著者に、日本人の師匠がこのようなことを言う。
「弓が的に当たってから、弓を放て」
また、東京大学のとある数学教授もこのようなこと言っている。
「一流のスナイパーは、弾が当たってから引き金を引く」
全て同じようなことを言っている。
そう。
良い物件を探そう、的に当てよう、と思っているうちは、うまくいかない。
そうではなく、確定した未来を知っているからこそ、現状は軽やかにスムーズにいく。
まるで、自分がやっているような感じがしない、という感じだろう。
かくいう私も何度か、このようなゾーンは経験している。
例えば、高校生の時にライブハウスで演奏した時。
うまくいくしか思えない…。
というか、うまくいくのは当たり前で、どうやって楽しもうか?
どうやってかっこい演奏してみようか?
どうやってバンドメンバーにも火をつけようか?
そんなことさえ、ぼんやりと思いながらも、一瞬で時間が過ぎた。
おかしなことを言うかもしれないが、音が全て聞こえない世界にいた感覚。
やっていた音楽はロック系だったので、うるさいはずなのだが。
無音の空間で、ただカラダが動いていた。
そんな感じだった。
他にも、ビジネスを立ち上げた時、起動に乗り出した瞬間。
2025年4月のトランプショックで株投資をした時など。
決まっている未来がやってくる。
そんなイメージだ。
では、どのようにゾーンに入るべきか?
おもしろい本がある。
遊ぶが「勝ち」(為末大著)
この本によると、ゾーンに入ろうと思うと、入れない。
ただ純粋に楽しもうと思えば、入れることがある、と。
つまり、何かやりたいことがあれば、シンプルに楽しむことなのだ。
楽しんでいれば、どんどん大きなゴールも見つかるだろう。
そうなれば、勝手に未来がやってくる。
その未来がやってくることを、リアルに感知してしまう瞬間をゾーンと呼ぶのかもしれない。
あまりにも、楽しすぎて感覚が研ぎ澄まされているからなのか?
現時点で、科学的なエビデンスは知り得ないが、さすがにこういった事例をいくつも聞くと、ワクワクしてしまう。
ぜひとも、もうすでに決まった”自分だけのゴール”を思い出すことができれば、と思うのだ。
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