映画スラムダンクを見た。
総動員数1位が続いておりブーム。
こういった人々が動く「ブーム」や「流行り」はチェックしておくと良い。
なぜなら、人間心理のヒントがあるはずだから。
大衆の心理がわかればお金儲けにつながるのだ。
ということで、「これだけの人気にはヒミツがある」と思って見た。
※ここから若干ネタバレになる。
これから映画を見ようとしている方は気をつけて欲しい。
〜〜
内容としては、漫画スラムダンクの終盤。湘北対山王。
見事に逆転した湘北のドラマチックな展開。
話を知っていながらもワクワクした。
「母子家庭」「アメリカデビュー」など、新しい要素も加わり一層深い味になっていた。
メインでスポットが当たっていたのは、ガードの宮城。
漫画ではセンター桜木が主人公。
生まれた持った才能で選手として急成長する過程がウケていた。
今回は、これまであまり光が当たらなかった宮城。
バレーボールでいうとリベロ。
バンドでいうとベースやドラム。
チームのサポート役。
そんな彼にスポットを当てたことで流行った。
つまり、今世の中は、そういう風潮なのでは?という仮説が立てられる。
マーベル映画など、特殊能力をもった人物が敵を倒すというシンプルなストーリーはウケる。
だれもが憧れるからね。
しかし、今回のスラムダンクのようにサポート役が中心となる展開。
これが人気というのは、無視できない事実だ。
サポートできる人材や、ビジネスのサポートをする会社などの評価が上がるかもしれない。
今後も、そういった漫画がヒットするかもしれない。
あくまで、仮説からの予想。だが、映画からひしひしと感じるものがあった。
これからのヒントになるかもしれない。
さらに、もう1つ参考になる学びがあった。
映画のようなドラマチックな展開でお金儲けをしてはいけない、ということだ。
どういうことか?
要するに映画や小説になりそうなアーティスト活動やビジネスをするな、ということ。
淡々と地味でセオリー通りに展開していく。
これが良い。
ドラマチックな内容は映画だから成立するのだ。
実生活でドラマチックなことは、やってはいけない。
1回はうまくいくかもしれない。
が、いずれ破綻する。
例えば、創業して倒産しそうになり奇跡が起こって復帰したとする。
そして、また倒産の危機。また、奇跡が起こる。
今度はライバル会社に潰されそうになる。
しかし、奇跡が起こってライバル会社からキーマンを引き抜いて危機を脱出。
今度は・・・
と、どれだけドラマチックな展開が続くだろうか?
毎回、「運」だけに頼るお金儲けはしてはいけない。
・そもそも、赤字にならない儲けの設計をする
・ブランド力を強化する
・商標などで会社を守る
など。
当たり前の淡々とした作業をこなすことだ。
孫氏の兵法も戦争をできるだけしないように勧めている。
・負けないこと(お金儲けでいうなら再起不能にならないこと)
・地味なこと(商標、著作権、会計、ビジネス設計など)
・続けること(1回の勝負ではなく10年、20年と続けられこと)
これらがとても大切。
くれぐれも、「派手に」「ドラマチックに」「スリリング」という、お金儲けはしないように。
参考になれば幸い。
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