私が所属しているコミュニティでおもしろい話があった。
非常に納得したのでシェアしたい。
それは、儲かるビジネスの本質について。これを知っていると起業はうまくいきやすくなる。
ホリエモンが提唱した儲かるビジネス４原則というものがある。
１、初期投資が必要ない
２、在庫を持たない
３、利益率が高い
４、定期的な収入が見込める
これらを否定はしない。むしろ健全な意見であり参考にすべき。
しかし、大切なことを忘れている。
それは、「誰をお客さんにするか？」という視点。
仮に上記１〜４を満たしていたとしても、お客さんがいなかったら？
あるいは、限りなく少なかったら？
例えば、「土星の輪っかの写真を毎月届けてくれるサブスク」だったとしよう（１〜４を満たしているという前提で）
一部のマニアックな天体オタク、変わった富裕層にはウケるかもしれない。けれど、これで上場までできるだろうか？
そこまでいかないにせよ、社員数人を抱えても経営していけるだろうか？
４原則よりも重要なこと。それは、お客さん。
では、これからスタートするチャレンジャーが対象にすべきお客さんとは？
それは、「何かを販売している人」だ。
これは、全ての会社やフリーランスがお客さん対象になる。
どんなビジネスか？
ざっくりいうと以下。
・顧客獲得を支援すること
・販売支援すること
あのドラッカーも会社の目的は『新規顧客創造である』と、言っている。
つまり、会社は儲けないといけない。世界を良くしたいという理念だけであればボランティアでいい。
儲かってはじめて世界を良くできるとも言っていい。
しかし、この『新規顧客創造』はとても大変だ。
要するに、新しいお客さんに初めて商品・サービスを買ってもらうということ。
これが、本当に大変。本当に。
なぜなら、人は初めから信用しないから。
あなたが道を歩いてたとする。
前から歩いてきた知らない人に「３万円貸してください」と、言われたら？
貸さないでしょう。いや、貸せないよね。怖いよね。
しかし、兄弟や親友、夫や妻から「３万円貸してくれない？」と、頼まれたら？
返金されない前提であげるのでは？あるいは、１万円に減額してプレゼントするかもしれない。
知らない人と比較して信頼があるからね。
同じお金を出すという行為でもここまで差が出る。
この例だけでも、見知らぬ人からお金を出してもらうのはとても大変ということがわかる。
だから、化粧品サンプルを配っている。無料お試し期間がある。紹介キャンペーンがある。
とてもとても難しいんだ。
だから、この難しいことを支援してあげると儲かりやすい。
価格ドットコムはアフィリエイトサイトだけど、メーカーからしたらとても助かるのだ。
販売支援をしてくれているからね。
その証拠に創業者は２８歳で２５億ほどで価格ドットコムを売却している。
「5億円稼いだら辞めると決めていた」カカクコムを創業し、28歳でリタイアした男の今
それだけ価値があるビジネスだということ。
そのほか、アマゾンも販売支援。グーグルも広告を出せるから顧客獲得＆販売支援。フェイスブックも広告モデル。
GAFAの大半が顧客獲得＆販売支援をしているのだ。
会社からしたら儲かるための投資であればいくらでもお金を払う。
グーグルに１０００万円の広告費を出して１億円儲かったら？
１０倍のリターンがある投資。これは継続するよね。だから儲かる。
こういった『なんとか販売したいお客さん』を助けてあげると儲かりやすい。
その上で、４原則を参考にするといい。
価格ドットコムは、『４、定期的な収入』を満たしているかは微妙。サブスクではないから売上は安定していない。
それでも、１〜３は満たしているはず。
４原則はあとから組み合わせれば良いと思う。
参考までに。
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