人生初の損切りをした。
深い学びがあったのでまとめてみようと思う。
まず、損失額でいうと15万円ほど。
100万円で買った株を85万円で売却したようなイメージ。
この損失が高いか安いか?
将来のキャッシュフローから見れば大した額ではない。
しかし、プロスペクト理論では「損失の方が感情のブレ」が大きい。
やはり、というか、それなりに感情はブレた。
自分らしくない、という感じだ。
重要なことは、なぜ損切りをしなくてはならなかったのか?
という点だ。
ズバリ、目的と戦略がずれていたのだ。
私が投資する目的(夢と言っていいか)は、決まっている。
ここでは詳細を控えるが、平たく言えば安定したキャッシュフローだ。
そのために、譲れないルール(戦略)がある。
このルールの中に、今回売却した株があってはならなかったのだ。
いや、途中までは良かったのかもしれない。
しかし、そもそもの状況が変わってしまったために目的に合致する銘柄では無くなってしまったのだ。
その銘柄は、日本製鐵。
・バイデン氏にUSスチール買収を禁止され890億円の違約金
・トランプ氏当選により円高傾向なる可能性が高い
・金融引き締め
などなど。
そして、この日本製鐵は景気敏感株(シクニカル株)と言われるもの。
要するに、円高円安、アメリカの経済などに思いっきり業績が左右されるというもの。
輸出企業なので円高になると大変だ。今後、円高は可能性がある。
しかも、USスチールの買収も失敗した。
にも関わらず配当が5%と良い。
無知な人(私もそうだった)が、これがオイシイと思ってしまう。
バリュートラップというやつだ。
株価は経済より先行する。
すでにこれだけ安いってことは、高確率で未来は約束されているようなもの。
なので、15万円の損失を出したが、軍資金を引き上げて良かったと思った。
軍資金は15万円ほど失ったが、430万円は手元に残った。
この430万円を4%で運用すれば、損失はあっという間にペイできる。
であれば、目的に合致した戦略(ルール)に則った銘柄を探す方に時間を使えば良い。
今後、景気が回復してくれば日本製鐵も値上がりするかもしれない。
しかし、私が欲しい安定したキャッシュフローには遠いと判断した。
よって、今回は損切りしたのだ。
何かの学びになれば幸いです。
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