「なぜ世界のエリートはどんなに忙しくても美術館に行くのか」

「なぜ世界のエリートはどんなに忙しくても美術館に行くのか」 参考図書

なぜ世界のエリートはどんなに忙しくても美術館に行くのか

アーティストは読んでおきたい一冊。
お金を儲けるポイント。
それは、誰に売っているのか?
これを理解しているか。
成功と失敗を分ける大きなポイントとなる。

「いやいや、当たり前だよ」と思うかもしれない。
だが、多くの人が理解していない。

例えば、「私のお客さんは女性です」というのは理解していない。
そうではなく、「私のお客さんは40代主婦で子供は3人。子育てもぼちぼち落ち着いてきた。この先、パートではなく社員として働いて家計の支えになればと考えているが、ブランクが長くて大丈夫だろうかと不安になっている方」
と、ここまで定義できていることが重要。

なぜ?
売り方がわかってくるから。

ここが超重要。
もう1度言う。
売り方がわかってくるのだ。

これがわからないからうまくいかない。
会社なんて5年以内にほとんど潰れていく。
売り方がわからないからね。

もうね、ぶっちゃけると商品なんて何でもいいんですよ。
それよりも、どうやって売るか?これが大切。

例えば、上記の女性。
「再就職の不安を打ち消すようなオリジナル絵画」が良いかもしれない。自信がでるお守りのように大切にするだろう。
あるいは、「子育て期間のブランクある女性でも大歓迎の会社を紹介する人材サービス」でも良いかもしれない。
「子育てを終えた40代の私が就職ではなく起業を選んだ理由」みたいなセミナーや本だったら買うかもね。

重要なのは商品ではないのです。
『誰に売るか?』
これが最重要です。
もしもお金を稼ぎたかったら決めましょう。
私のお客さんは〇〇という定義を。

もし富裕層にアート作品を売りたかったら?
「私のお客さんは富裕層です」は良くないね。
きっと売れない。
富裕層だっていろんなタイプがある。
創業して0から成り上がった人もいる。相続で富裕層になった人もいる。
悩んでいること、不安に思うこと、どうなったら嬉しいか、どういうときに楽しいか。
全く異なるよ。

だから、漠然と「金持ちをお客さんにしたい」はうまくいかない。
そうでなく、しっかりと定義することが大切。

そこで本書をオススメする。
それはアート作品の活用方法が書かれているためだ。
きっと、あたらしいお客さんのイメージが沸くはずだよ。
「作品をこうやって鑑賞する人がいるんだ」と、驚くはず。

だったら、そういう人に作品を売ってみたら?
売る人が決まればやり方(売り方)は、自然と発見できる。

実際、私も本書のようにアート鑑賞したことがなかった。
目からウロコだった。
ビジネスマン向けに作品を売ってみたら面白いと思うよ。
社長向けに個展をやってみてもうけるかもしれないね。

例えば、世の中がよくなる商品を扱う社長が作品を購入。
作品のお陰でますますこの会社が成長したとしたら。
あなたは、世界に貢献したことになる。すごいことだ。
こういった大きなゴールがあると良いよね。

「いやいや、自分の世界観を個展で披露したいんだ!」
ということであれば、全然OKです。
それは、あくまで「仕事」「趣味」というゴールでやりましょう。
アート作品は売れなくても良い、というつもりで。

お金を儲けたいなら、誰に売るか。
ここ大事です。

どうですか?
明確になっていますか?

ちなみに、ビジネスをやりたい人も本書は参考になる。
そもそも、本書の趣旨はビジネスマン向けに書かれたアート鑑賞方法だ。
1つの作品を10分はじっくり視る。
感じたこと、なぜそう感じたのか、作者の意図、別の視点で見たらどうなるか、など。
普段のビジネスや仕事で煮詰まった際、アート作品で養われた柔軟な脳みそが役に立つ。
いつかタイミングあれば、皆さんでアート作品鑑賞会に行きたいと考えている。

なぜ世界のエリートはどんなに忙しくても美術館に行くのか

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