収入の柱を増やす前に参考になる1つの目安

コラム

日本の上場企業株を保有している。

すると、定期的に株主通信が届く。

これは会社の数字をざっくりと報告してくれるものだ。

デメリットとして、保有会社が多くなると郵送物も増えてしまう点。

開封が面倒になるのだ。

が、しっかりと経過報告をしてくれる点は大変ありがたい。

 

さて、株主通信をざっと眺めていて面白いことを発見した。

とある2社が不動産からの賃貸収入をしっかり記載していたのだ。

記載されるほど大きな数字ということだ。

その他の会社は、経常利益ということでざっくりまとめられていた。

小さな文字で「不動産収入など」と書かれていたので、目立たせるほどではないということだろう。

 

では、どれくらい大きな数字だったのか?

今回、発見した2社とも全体売上の5%ほどが賃料収入であった。

例えば売上100億の会社であれば賃貸収入で5億といった具合だ。

これを1つの目標としてみるとおもしろいと思う。

もしあなたが起業して年商5000万円を達成したとしよう。

すると、目安として不動産収入は5%である250万円を目標にするということだ。

利回り10%で回せたとしたら2500万円で仕入れた物件があれば良い。

頭金で10%必要だと考えると現金で250万円はあるべきだ。

また、少なくとも過去3期は利益で600万円はないと銀行融資がつきにくいそうだ。

となると、年商5000万円をコンスタントに3年やったとしたら利益率12%以上は必須だ。

頭金で必要な250万円は使ってはいけない。

 

こう考えると贅沢は先の先。

堅実な経営スタイルを築く貴重な時期になるであろう。

まぁ、あくまで売上を基準にした話であり、最も重要な指標はキャッシュフローであることは言うまでもない。

(利益でもなくキャッシュフローが重要です)

しかし、歴史がある2社がたまたまではあるが売上5%が賃料であったという点は注目して良いと思う。

当然、売上がさらに上がれば賃料の割合は減るし、逆に売上が下がれば賃料の割合は増える。

5%が適正基準とも言えないし、その人のお金ゴール次第ではあるので正解はない。

繰り返しになるが、1つの目安として考えてみると良い。

なぜなら、地に足のついたお金との関係性ができるからだ。

お金ゴール(ファイナンスゴール)は、感覚でやると危険だ。

計算そのものは算数レベルで良いし、しっかり学べば一生使える。

ぜひぜひ、堅調なキャッシュフローを増やしていこう。

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