小田原城を無血開城させた豊臣秀吉。
戦は、誰も傷つけることなく勝敗を決めることが何よりも重要だ。
これは「お金」も「仕事」も「趣味」もそう。
カラダ壊してまで、あるいは誰かを傷つけてまでやるものじゃない。
さて、彼は、なぜそのようなことができたのか?
一夜城を完成させたからである。
その名の通り1晩で完成したという意味だが、実際には80日ほどかかったそう。
作成中は敵に見えないように工夫。
完成したら一気に見せた。
敵(小田原軍)は、いきなり城が現れたと錯覚したらしい。
周りも大軍に囲まれていたのでなす術なし。
これにより戦意を削がれ降参。
たったの3か月だった。
武田信玄も上杉謙信も落とせなかった城。
豊臣秀吉は誰一人も血を流すことなく落としてしまった。
豊臣秀吉の凄さは、絶対に勝てる状況を作りつつも、さらに一夜城のような意表をつくところだ。
凄すぎる。
ただ、個人的に特筆すべきは、豊臣秀吉の建築スキルにあると思う。
豊臣秀吉は岐阜にも一夜城を作っている。
川の水を利用した水攻めも得意だった。
生涯、土木・建築が非常に優れていたのだ。
彼の「得意」である。
織田信長と共にしている頃から、彼の建築スキルは目立っていた。
農民出身であったため、たまたま環境が整っていたのかもしれない。
与えられた仕事でうまくいったのが、たまたま土木建築だった可能性もある。
このあたりは憶測だが、事実として豊臣秀吉は建築スキルを存分に活用していた。
そのお陰で成果を出せたと思う。
重要なことは、躊躇なく得意を発揮すること。
特に、「お金」「仕事」では、存分に出してみよう。
ただし、欠点がある。
自分では得意が気が付きにくい、という点だ。
自然にできてしまうから、他の人もきっとできると思ってしまう。
だから、躊躇して得意を封印している人も多い。
この打開策の1つとしては、誰かに褒められることだろう。
きっと、豊臣秀吉も織田信長に褒められたんじゃないかな。
そういう人が1人でもいると、あなたの人生はきっとひらけてくるはず。
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